いつもお世話になっております。
最近、児童クラスの生徒さんの実力が上がってきており、様々なコンクールで生徒さんが受賞される機会が増えて参りました。講師一同、一生懸命に指導してきた成果があらわれるようになってきて、とても喜んでおります。
そして、お母様と生徒さんから直接ご報告やお礼を言っていただく度に、矢部先生も我々講師も頑張って指導してよかったなと思うのです。
ご報告いただいている皆さん、ありがとうございます。
一方で、昨今、受賞の報告をいただけなかったり、大きな賞を受賞されたにもかかわらず、先生方に一切のお礼のご挨拶や報告をいただけないことが増えてきております。人伝てで結果を聞くこともあり、嬉しい反面、本人の口から受賞の結果を聞きたかったと残念に思うことも多くなりました。
展覧会で賞を受賞することは、眞墨書道教室に通っていれば「当たり前」、では決してありません。
本人ももちろん努力して練習してきたと思います。しかし、先生のご指導なしではそのレベルに到達できません。そして、受賞された子たちの影には、受賞を目指してたくさんの練習をしてきたにもかかわらず、受賞できなかった子どもたちがどれだけいるのか?しっかりと考えていただきたいのです。家で悔し涙を流している子もいるんです。
そこで、保護者様にお願いです。
我が子が展覧会で受賞した際には、これらのことをしっかりと伝えてあげてください。(もちろんお教室でも伝えます)そして、受賞したのは、あなたの努力のおかげでもあるけれど、まわりの人のサポートがなかったら決して叶わなかったということも、しっかり伝えてください。特に、実力があがると毎回受賞されるようになります。でもそれは、当たり前ではないということ、受賞できなかった子の気持ちも考えてあげてほしいということも気がつける子になってほしいと思います。
特に上位の賞に入った場合は表彰式にも出られるようになりますが、誰でも出席できるものではありません。特別な理由がない限り最優先で出席していただきたいと思います。低学年の頃はただ嬉しい、褒められてうれしい、また出たい!そういう気持ちを大切にしてあげてほしいと思いますが、高学年になったら、教室を代表して受賞しているのだという、重みをしっかりと感じられるような生徒になってほしいと願っています。
習い事は、技術のみならず、礼儀礼節も身につけるよい機会です。情緒も育ちます。
その一環として、子どもたちだけではなく、保護者様も是非ご協力いただきたいのです。
そこで、事務局より児童クラスの保護者様にお願いです。
本来、こちらからお願いすることではないのかもしれませんが、練習の結果が賞につながった時には、賞の大小にかかわらず、必ず真っ先に矢部先生に、直接、お礼の言葉をお伝えください。これはお子様だけではなく、保護者様もです。
埼玉県の硬筆展・書きぞめ展、学院の書き初め誌上展、夏休みのJA書道コンクール、これらは教室でも力を入れて指導をしており、矢部先生はじめ講師一同、どのような結果が出るのか大変楽しみにしております。
先生方やお父さんお母さんが喜んでいる姿は、子どもたちにとっても嬉しいことで、その後の練習の励みにもなると思います。結果報告をし、お礼の言葉を伝えることで、たくさんほめてもらったり、喜んでくれたり、次につながるアドバイスをもらえたりします。
お習字を通じて、人に感謝できる子に育つといいですよね。そして、お礼が言える、感謝ができるお子様は、将来どこに行っても周りの人から大切にされるようになります。自分自身にかえってきます。それを身を持って学べる場が、道のつく習い事です。
今回の学院の書き初め誌上展で、賞を受賞されて、お礼をまだお伝えできていない場合は、今週のお稽古時に、ぜひ2階にあがってきていただいてかまいませんので、お子さんと一緒に先生にお礼をお伝えください。何といったらいいかわからない場合は、「○○展覧会で○○賞をいただきました。ご指導ありがとうございます」というような一言でかまいません。
これは、お礼を催促されたと勘違いしないでほしいのですが、感謝の気持ちを伝えるという当たり前のことが自然にできるような子に育ってほしいと思うのは、私も一人の母親として常々考えてきたことです。大きなお世話かもしれませんが、保護者様たちにも今一度立ち止まって考えてほしいと思い、わざわざ書きました。
今後、埼玉県の書きぞめ展や、今後何かの展覧会に挑戦した場合も含め、結果が出ましたら随時お知らせください。先生方は報告がないと、どうなったのかとても心配してしまいますので、万一よい結果につながらなかった残念な場合だったとしても、一言、指導のお礼をお伝えいただけると、それが一区切りのけじめとなり、また気持ちを切り替えていけるかと思います。
眞墨書道教室の生徒は、ただ字が上手なだけではなく、人としても立派な子に育ってほしいと切に願っています。
眞墨書道教室事務局 関根